末尾ルコ 芸術と革命、そして最高を目指す介護日誌

言葉を磨くことは、人生と人間を磨くことに直結します。映画、文学、音楽・・・芸術は人間の可能性を広め、深めます。共に戦いましょう!山田姉妹、ミシェル・ウィリアムズ、レア・セドゥ、ももクロ、桜井日奈子ら、現代のミューズたちを賛美します。要介護3の母と生きています。介護、そして医療現場と、「言葉」「芸術」の関係を語ります。

2022-07-01から1ヶ月間の記事一覧

映画『破線のマリス』について

黒木瞳が主演の『破線のマリス』っちゅう映画、2000年公開なのでもう20年前なのか。 『破線のマリス』、黒木瞳がいいです。 原作は人気小説だということだけど、わたし読んでないので比べられない。 おそらく原作をかなり端折っているのだろうなとは思…

シルヴィア・クリステルが日本に膾炙した時代

『エマニエル夫人』は1974年の作品で、シルヴィア・クリステルはおそらくアラン・ドロン以降、日本で最も知られたフランス映画女優だったかもしれない、あの当時。 クリステルはオランダ出身だが、いかにも「フランスっぽ」かった。 カトリーヌ・ドヌーヴも…

「好奇心」ルイ・マル監督

「好奇心」ルイ・マル監督 この作品は1971年のもの。徐々に母親に対して性的関心を募らせ、とうとう近親相姦にいたるストーリーだが、反省も抒情もない登場人物たちは、2000年代の日本人に似てなくもない。知的キャパシティ以外は。

「ドレスデン、運命の日」 ローランド・ズゾ・リヒター監督 平板なメロドラマ、平板な演出・・と思っていたら、ドレスデン空爆が近付くあたりから俄然おもしろくなってくる。見事な画作り。フリードリヒの絵画にも似て。

「28日後...」ダニー・ボイル監督

「28日後...」ダニー・ボイル監督 ちょっと呆れるくらいよくできた作品。ホラー、アクション、音楽、デカダンス、そして光と影が見事に交錯しながら経過していく。 「ドレスデン、運命の日」 ローランド・ズゾ・リヒター監督